仕事の関係で現在中国の広州にいます。5年ほど前から中国にてとある仕事を手伝っています。海外に来るといつも感じるのは日本が一番だということです。蛇口からの水を飲むことができる国などまずありません。風呂の水に色がついているなど想像もつかないでしょう。
ところで中国は大国となりましたが、マナーの面では向上が必要だといつも思います。。まず交通ルールに関するマナー違反がひどい。歩行者の信号無視や乗っていて恐怖を感じるタクシーの乱暴運転、ドライバーがシートベルトをまずしませんし、座席についていないタクシーが多いです。青信号で横断歩道を歩いているのにもかかわらずそこに突っ込んでくる公共バス。挙げればきりがないほどです。またレストラン内でのマナーの悪さ、並ぶという概念がないのかと疑ってしまう横からの割り込み。飛行機内では着陸するとシートベルトサインがついていて、まだ飛行機が動いているのにもかかわらず、勝手に外して立ち上がり荷物を取出す始末。客室乗務員が大声で注意してもすぐに座らない。それをア然と見ている我々日本人。汚い話で恐縮ですが、たんやつばを公衆の面前で平気で吐く行為にも目を背けてしまいたくなります。たばこに関するマナーも吸殻のポイ捨ては日常茶飯事、トイレ内でもガンガン吸っていて、便器内に吸殻が何本も落ちてます。レストラン内に禁煙と書いてありますが、全く無視して吸っています。喫煙率が昔の日本のように90%近いため私には結構辛いものがあります。
ただし全ての中国人がそうではありません。マナーがきちんとした方も大勢います。逆に日本でもマナーを守らない人は決して少なくないのですから、あまり大上段に言い過ぎては問題があるとも考えます。ここで申しあげたいことは、一歩日本から出ないとわからないことが世の中にはとても多いということです。特に平和な日本にいると他国よりずっと恵まれていることに気づかず、そこに甘えてしまい些末なことに不平不満を感じてしまい、わがままな国民になっていくのではという危惧を抱いてしまいます。杞憂であればよいのですが。