三菱自動車の不正データ事件で会社の危機管理意識の希薄さに落胆しました。同社は以前に二度も同じような事件を起こし、会社存続の危機を迎えて従業員ともども大きな痛みを伴って乗り越えてきたのにと忸怩たる思いです。これから犯人捜しが始まるのでしょうが、会社全体に不正に対する認識の甘さがあったといわれても仕方のないところでしょう。不正行為はいけないものと誰もが知っていますが、つい気が緩むのか、これくらいは大丈夫だとか、ばれないだろうとか甘く考えてしまうのかもしれません。日頃より一人一人がしっかりとした倫理観を持つ必要性を改めて感じた次第です。そのためにはトップが何度も何度も繰り返し言い続けること、また管理職がそれを社員一人一人へと落とし込んでいくことが不可欠です。決して対岸の火事にしないためにも。