今日は敬老の日。今年の人口推計によると65歳以上の高齢者は73万人増えて3461万となり、全人口の27.3%を占めています。50年前の1966年国勢調査では総人口9827万人、65歳以上が618万人で全体の6.3%であったことを鑑みると高齢化が著しく進んでいることが読み取れます。一方現在就労している高齢者数は730万人とのことで、今や1966年の高齢者数以上となっています。また高齢者全体の就労率も20%以上となっており、先進国で20%を超えているのは日本だけなのだそうです。私が子供の頃、つまり1966年当時の高齢者は腰が曲がった方が多く、本当に老けていた印象が強いのですが、今の高齢者は当時とは全く違って元気な方が多いです。平均年齢や健康寿命が大幅に伸びたことで、今や定年後30年のライフスタイルを考えねばならない時代になっています。今後日本は未曽有の高齢化社会に突入していきます。自分も間もなくその一員になるので他人事ではありません。昨日幼稚園に通っている孫から私と妻宛てに葉書きが来ました。もちろん娘が宛名を書いているのですが、裏面には孫のブドウの絵が描かれており、担任の先生のメッセージ「○○ちゃんは元気に通っています」も添えられていました。妻は最初気づかなかったようですが、私は敬老の日にちなんだ孫から祖父母への葉書きなのだとわかりました。うれしくもあり、でも自分はまだ敬老の日の対象ではないぞという気持ちもあり、複雑な思いでした。今までは祖母や年老いた両親が対象の日だとばかり考えていたのですが、まさか自分がその対象になるとはまさに「青天の霹靂」でした。仕方のないことなのですが来年以降もこのような儀式が続くのだと思うと、「うーん……」というのが正直な感想です。
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