一富士二鷹三茄子

 本日の題名は初夢に見ると縁起の良いとされるものをめでたい順番に並べたものです。最近このような言葉を使う人がめっきり減ったように感じます。因みにこの諺は徳川家康に縁の深い駿河の国の名物を並べたとする説が有力だそうです。初夢は元旦から2日にかけて見る夢ですが、皆さんはどのような夢を見たでしょうか?私は今日夜中に何度か目を覚ましたせいか、夢を見た記憶はあるのですが残念ながら全く憶えていません。おそらく富士も鷹も茄子も今まで一度も夢に登場していないと思います。ただ憶えていないのが夢ですから、いい加減なことこの上ない話で申し訳ありませんが……。

    ところで自分は亡き父の夢をよく見ます。昨年も何度か夢の中で会いました。父が死んでいること熟知しているはずなのに、夢に出てくる父を受け入れている自分がいることがとても不思議ですが、辻褄のないのが夢ですから致し方のないことかもしれません。ただ私にとっては富士や鷹や茄子よりも縁起が良い夢だと思っています。『親父も元気で?やっているなあ』と安心している自分がいるからなのでしょう。今年も生前と変わらぬ姿で登場し、自分を叱ったり助言したりしてくれることと思います。