某市では市長と副市長の賭け麻雀が発覚し、言葉の重みを知らない市長の「麻雀で賭けをしない人がいるのか」発言で炎上し、仕事始めの市役所に多くの市民が詰めかけたことが本日も報道されています。昨今多くの経営者や政治家が素直に謝罪しないことで次々と消えている現状を顧みず、同じ轍を踏む愚挙に嘆息してしまいます。
ところで私は父に麻雀を教わったのですが、何と小学4年生の時でした。弟達もほぼ同時期に教わったので、次男は2年生、末弟は6歳の時だと思います。父は外で酒を飲む人ではなく、というより全くの下戸であったためか直帰の人だったような記憶があり、休日は私達といろいろ遊んでくれた思い出があります。厳しくてとても怖い父でしたが、私達とトランプや花札など子供のゲームを一緒にやってくれたので大好きでした。そんな父もおそらく子供のゲームには飽きたのでしょう。私達に麻雀を教えてくれたのです。トランプのポーカー的な要素が入っていますので、父なりにそろそろ理解できると考えたのかもしれません。しかし今考えても幼子達が複雑な麻雀をすぐに覚えられるはずもなく、よく根気よく教えたものだと思います。ルールを知らない方には何のことかわからないでしょうが、最初は上がり手は七対子(所謂ニコニコ)だけでした。いくら子供とはいえ、麻雀を知っている人にとって、よくもまあそのようなつまらないお付き合いをしてくれたと感心します。のち私達が成人になって父に「よく我慢できたね」と質問したら、「仕方ないじゃないか」と笑っていました。某市の話ではありませんが、私が中学生になった頃に父からの提案?で低額な賭け麻雀をやりましたが、紙に記録するだけでとうとう一度も清算することはありませんでした。私は長男だったので弟達よりは多少上手でしたから、結構勝っていたと記憶しているのですが…。今思うと懐かしい思い出です。最近は麻雀人口も減少し、自分もここ10数年以上1回もしていません。大学卒業後でも数回というところでしょうか。残念ながら昭和の匂いのする麻雀は、いまや海外出張や旅行の際だけテレビゲームでコンピューターと対戦するの関の山です。