正月恒例の箱根駅伝で大本命の青山学院大学が見事史上初の大学駅伝3冠と箱根駅伝3連覇を達成しました。原監督の采配も見事でしたが、それに応える選手たちと選手層の厚さに感嘆するばかりです。来年度も同大学を中心とした駅伝になっていくことでしょうね。ただ原監督が就任した2004年は箱根駅伝に30年近く出場していない、いわば無名に近い存在だったのですから、そこから現在に至る過程は彼の力量なくしてはあり得なかったといっても過言ではないでしょう。箱根駅伝出場経験もないサラリーマン出身という異色の彼が強烈なリーダーシップを持って、この強力なチームを如何にして作り上げたかは様々な出版物に掲載されていますが、実際には文章にあるほど簡単にできるものではありません。様々な葛藤や選手たちとの衝突、人に言えない悩みもあったはずです。それらを乗り越えての快挙。本当に素晴らしいと拍手を送るとともに、つい「これくらいでいいか」と甘くなりがちな自分に喝を入れさせてもらいました。