稀勢の里関が初場所を初優勝で飾り、若乃花以来19年ぶりの日本人横綱が誕生することとなり、おおげさではなく今日は日本中でこの話題となったことでしょう。国技である大相撲なのに外国人力士が横綱を独占し、優勝も昨年の初場所で琴奨菊が優勝するまで10年間も日本人力士が優勝していない期間があり、相撲の一ファンとして悔しい想いをしてきました。本当に長い期間でした。古くは高見山、小錦。また若貴兄弟と争った曙、武蔵丸。彼らは皆ハワイ出身の力士でしたが、現在主流となっているモンゴル人力士の時代になってからは国技であるにもかかわらず、日本人力士が全くかなわないという、もどかしい時代が長く続きました。稀勢の里関は早くから大器として期待されましたが、なかなかその期待に応えられず苦しい時期を乗り越えての栄冠。14日目に優勝が決まった時に流した涙にはさぞかしいろいろな想いが詰まっていたことと推察します。今後は横綱としてさらに精進していくわけですが、強い横綱として名を残してほしいと願います。ガンバレ！ 稀勢の里関！！
