私はお酒が結構いける方ですが、家系的には下戸です。父はコップ一杯のビールで酔うほどアルコールに弱く、年に何回も飲まないのですが、酔うと上機嫌になり、すぐに高いびきで寝てしまうのです。でも一時間もしないうちに母の用意した枕もとの洗面器に吐いていました。家で飲むのは元旦のお屠蘇だけ。それも一合(180mm)徳利に半分ほど入れたのを母と分け、私たち3人の子供に少しずつ注ぐのですから、父が飲む量は推して知るほどです。父の家計も下戸が多くて血のつながっていない叔父さん達が飲んで酔っ払っている姿だけが印象にあり、食事の席にアルコールが並ぶことは少なかったように記憶しています。母方も同様でした。そんな家系もあり、私も下戸なのだろうと勝手に思い込んでいたのですが、大学入学後の初会合で結構飲んでも大丈夫な自分にとても驚き、その後は人よりもかなりお酒が強いことを知りました。おそらくアルコールに対する耐久性?が強いのでしょう。弟二人も結構飲みます。遺伝は関係ないのかと思ってしまうくらいです。お酒は飲めないより飲めたほうが、色々な点で良かったと思っていますが、何事も『過ぎたるは及ばざるが如し』です。飲みすぎるといつも後悔していますが、改善できないのは意志が弱いからかもしれません。若いころは「タバコはやめられないが、酒はいつでもやめられる」と豪語していましたが、今では全く逆の人生になっています。皮肉なものです。