人は元来保守的ですから変化を嫌う人が多いのはわかります。実際若いときの自分も同様だったと思います。ただそれなりの年齢に達し、更なる成長を求めるのであれば変化なくしてはありえません。自分のだらしない習慣や保守的な考え方などを変えることで、新たな視点や行動力が身につくのではないでしょうか。私は12年前に入会した倫理法人会のおかげで習慣も考え方も大きく変化しました。習慣ではまず早起きになりました。私たち学習塾の仕事は帰宅が11時以降になることもあるため、それから休憩、入浴や食事をとると床に就く時間は遅くなり、起床する時間も当然遅くなります。疲れたと感じるときはさらに遅くなります。従って倫理法人会に誘われてAM:6時スタートと聞いたときは、「冗談じゃない、そんなに早く起きるのは無理だ」と思ったものです。でも「社長が一週間に一度くらい早起きできなくてどうする」という講師の言葉に一念発起して入会し、毎週月曜日の朝は眠いのを我慢して通いました。その後役員に選出され、一年後は会長職を受けたころには、早起きがあまり苦にならなくなりました。そして会長職後に県の役員になった時にはひと月20日以上4時起きで勉強会等に出席していたので、夜更かし朝寝坊の習慣がなくなり、逆に早起きの習慣が付き、短い睡眠時間で仕事ができるようにもなりました。つまり今まで寝ていた時間を仕事を充てることが可能となり、仕事や時間に十分な余裕が生まれたのです。現在も1時過ぎに寝ても4時~5時には必ず目が覚めます。倫理の予定がなければ二度寝することもありますが、7時以降に起きることは少ないです。また早朝元気な人に会うことで活力をいただき、様々な講話を聴くことで多くの視点をいただいています。私にとっては人生を変えたといっても過言ではないほどの変化でしたが、社員をはじめ多くの人は変化を嫌い、自ら変わろうとする人は残念ながら非常に少ないです。成長願望があるのに相反する行動では、成長などおぼつかないのにと思うのは老婆心でしょうか。