以前も綴りましたが、ボクシング練習で行う準備運動の一つに『ロープスキッピング』、日本語の『縄跳び』があります。2年半ほど前に始めたばかりの時は、たかが縄跳びとなめていたら、30回も飛ばぬうちに足に引っかかってしまい、100回連続で飛べるまで5日もかかりました。最初は『そんな馬鹿な』と悔しくて仕方なかったのですが、何度トライしてもすぐにひっかけてしまうのです。子供の頃のように体が動いてくれないのですね。連続3分飛べるようになるのに半年もかかりました。最近は持久力も付いたのか15分以上連続で飛べるようになり、回数も2500回以上飛べますが、10分を過ぎると汗が滴り目に入るほどになります。汗を拭きたくても連続回数が止まってしまうので拭くこともできず、顔を振って汗を飛ばすか我慢するしかありません。15分を過ぎると足がふらつき汗は飛び散り、ロープを握る手まで汗が垂れてきます。今日は18分以上飛んだのですが、辛いため途中で止めたくなる気持ちを必死で抑えていましたが、心の中では「早く引っかかってくれ。終わりになってくれ」と何度も叫んでいました。何回飛んでいるかも定かではなくなるほど疲れます。終わった後は息も絶え絶え、Tシャツは汗でビッショリになりますが、なぜか爽快な気分になります。辛い練習ですがこの爽快感があるからあえてやるのでしょうね。『たかが縄跳びですが、されど縄跳び』です。いい年をしてよくやるよと思いつつ……。