バナナは私の子供の頃はめったに口にすることのできない高価な食べ物でした。当時運動会の時はどの家庭も一家総出で食事をするので毎年親が用意してくれました。バナナを美味しそうに食べている写真も残っており、『運動会とバナナ』は切っても切れない記憶となっています。やがて輸入解禁で、いつでも食べられる安価な大衆食品となり、おやつに毎日のようにバナナが登場するようになりました。最初はうれしかったのですが、本当に毎日バナナとなり食べ飽きているのに、母は食べないで痛んで黒くなっているバナナを、捨てるのが勿体ないからなのでしょう。私たち兄弟に無理やり食べさせたました。そのため見るのもいやなほど嫌いになり、しばらく口にすることはありませんでした。大人になってからもこのトラウマ的な思いから、食べることは少なかったのですが、もともと消化が良くて高カロリー。しかも時間がないときの非常食としては最適のため、最近は食事をとる時間がないときにバナナを食する機会が多くなりました。安価は昔と変わらずその点は優良食品です。お腹にもたまるので空腹感が和らぎ、4,5時間はもちます。食事の代わりでは健康に良くはないでしょうが、最近のブームの一つになってます。