子どもの頃に何気無く歌っていた唱歌ですが、当時は詳しい意味をわからずに歌っていたものも少なくないように思えます。また歌詞を全く勘違いしていたものもあり、今思い出すと笑ってしまいます。野口雨情作詞の『赤い靴』の一節に「異人さんに連れられて行っちゃった」を当時小学生低学年であった私は「いいジイさん」に連れられたと勘違いし、幸福な話だと思っていました。『異人』という言葉を小学校低学年の子どもが知っているはずも無いのですが、大人になって真実を知ったときはかなりのショックでしたし、意味が真逆でしたので赤面したものです。昔の唱歌には作者の込めた想いが深いものが少なくないように感じています。車中で聴いていたラジオからこの曲がたまたま流れていたので綴ってみました。