ここ1ヶ月くらいのあいだに、詩人、金子みすゞさんの詩を目にしたり耳にしたりする機会が頻繁にありました。合唱曲にもなっていますので、金子みすゞさん自体は高校生のときから知っていました。
先日本屋さんに立ち寄った際にそのことを思い出し、詩集が文庫とかで出ていたら読んでみようと思い立ち、本を探しましたが見つかりません。どうしようと思って、そうだ、こういう時こそ!と久しぶりに図書館に行ってきました。いやぁ、久しぶりに図書館に行きましたが、やっぱりいいですね。大好き。落ち着きます。
お目当ての詩集は、ハードカバーで3冊、あっさりと見つかりました。
教科書にも載っている、「わたしと小鳥と鈴と」とか、震災の際に有名になった「こだまでしょうか」とか、やわらかな言葉で綴られた詩が多いのはもちろん知っていたのですが、読んでみて感じたのは、「さみしい」といった言葉が多用されていることです。何でしょう、もちろん言葉は綺麗で、素直にそのままとらえればいいのですが、その裏を考えはじめると、すっと心が冷えるというか、どこか怖いような気持ちになりました。若くして亡くなっていたのは知っていたのですが、どんな人だったのか、詳しく知らないなと思い、そのまま図書館でいろいろ調べて大きな衝撃・・・大変な人生だったようです・・・。だからこその作品なのかなとも思いました。
個人的にはっとさせられたのは「みんなをすきに」と「さびしいとき」という2つの詩です。皆さんも機会がありましたら是非!
調べものついでに、せっかくなので、読みたくて、でもまだ読めていなかった本をたくさん借りてきてしまいました。この秋も読書の秋にしたいと思います!
東金スクール 坂上