神田川

 先日車内のラジオから懐かしい曲が流れてきました。かぐや姫の大ヒット曲の 『神田川』 です。「三畳一間の小さな下宿」というくだりに、まだ15歳だった自分が住んでいた三畳にも満たない部屋での下宿生活を久しぶりに思い出しました。自分が通った札幌の高校は10%の人数枠でしたが北海道全土から志願者を受け入れていたため、稚内や帯広、釧路などから親元を離れてはるばる札幌まで来ている生徒が45人ほどいました。自分もその一人でしたから高校1年生のときは本当に小さな部屋で生活をしました。今では15歳から一人暮らしなど考えられない話ですが、当時はそう珍しくない時代でした。自分の原点はその当時の生活にあるのかもしれません。トイレと水道は共同で、風呂もない生活など今の人には信じがたい話でしょうね。 『神田川』 が東京にあることも当時は知りませんでしたが、この曲の歌詞には、ほろ苦い懐かしさを感じずにはいられません。