芸術の秋

 もう先月のことになりますが、機会があって、上野、東京国立博物館の特別展を観にいってきました。興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」です。

 行ってみるとなんと衝撃の30分待ち。人気だということは聞いていましたが、これほどとは・・・ディズニーランドみたいでした。お客さんの層は全然違いますが・・・

 運慶は、鎌倉、平安時代に活躍した仏師です。今回は、全国各地から名品を集め、あわせて、運慶の父親や息子(こちらも仏師)の作品も見ることのできる特別展でした。並んででも観にいったかいがありました。とにかく、作品の迫力、存在感に圧倒されました。これが800年近く昔に作られていたということ。立体的、写実的な立像の造形や、表情。凄いの一言です。今回の展示では、31体現存すると言われている作品のうち、過去最大の22体が集結したそうで、先日の展示最終日までに入場者は60万人を超えたとのこと。見学のついでに常設展も見学。こちらも見ごたえがありました。とても1日では回りきれない!また常設展だけ観に行く予定です。

                            東金 坂上