物事を大きな視点から捉えねばならない時がよくあります。しかしどうしても細かい部分に目が行き、『俯瞰』して考えることが出来ない人が少なくありません。高校生の英語長文読解授業でよくこの言葉を使い、全体像をつかむ重要性を教えています。生徒は一つ一つの単語の意味にこだわりがちで、全体像や文の流れに着目せずに読むため、どんどんわからなくなり、最終的には自分流に勝手に話を作って糞壺にはまっていく生徒が過半です。従って単語の森に迷わず『俯瞰』して全体像をつかむよう常に指導しています。一方職員にはこのような考え方や視点をいろいろと変えて見ることの重要性を説いていますが、枝葉末節にこだわりなかなか難しいようです。仕事も短期的だけではなく、中長期的な視野で考えたり、『俯瞰』して物事を捉えると見えてくる景色も違うのですが…。