昨日も綴りましたが、マスコミの姿勢について一言申し上げます。27日の最高裁判決で菊池直子氏の無罪判決が確定しました。逮捕直後はあれほど大々的にバッシング報道をしばらく続けたのに、今回は得意の「手のひら返し」で無罪判決が出たことを報道しただけです。あれほど叩いた人物が無罪になったのですから、本来なら大反対キャンペーンを敢行すべきだと考えますが、簡単な論評を出しただけです。数年前の厚生労働省の女性幹部に関する事件、古くは長野サリン事件でも同様な姿勢を貫いて?います。まあ後者のときはさすがに謝罪しましたが、お得意の「責任を取らないのですか?」との質問は自社のトップには封印してましたねえ…。このような節度のないマスコミの姿勢から作られる疑問符が付くような情報のシャワーに踊らされている人は多いのではないでしょうか。特に思慮分別能力が確立していない子供たちには影響は深刻です。どこのチャンネルでも同じ論評を面白おかしく述べているだけでは、複数のニュース番組の存在価値はあるのでしょうか。それぞれが違った観点から異なる見解を述べるようなマスコミであってほしいと願っていますが、私の記憶ではそのようなことは一度もありません。残念なことです。