生徒達の入試も残すところ高校入試の後期試験と一部の私立大学と国立大学の二次試験を残すだけとなりました。この時期には合否の悲喜交々を感じ、また自分達の1年の通信簿をいただきます。入試の主役は子供達ではありますが、その主役の力を100%引き出せることができたのかを振り返りると、毎年反省ばかりが先立ちます。ところで私は個人的には子供達に依存心ではなく自立心を習得させることを指導のモットーとしています。勉強方法から勉強時間まであまりに何でも教えたり、管理してしまうと自分で考えることをしなくなるので、強制的にやらせるのではなく、自ら考え自発的に取り組むようにさせます。しかし現在の学校教育や家庭の躾をみていると、甘やかされて育ってきている子供達が少なくないため、自立心がなかなか育たない子供が多くなっています。勿論自立心に富んだ子供もいますが、絶対数は昔より減っていると感じています。誰もが避けて通ることのできない入試を笑顔で通過させられるよう、次年度も努力し続ける所存です。