以前、なにかの本で「金魚が濡れている」と普段から感じてる人がいるか?
という問いかけに遭遇したことがあります。
確かに、金魚も水族館の魚も濡れているなんて考えたこともありません。
確かに魚が濡れていると感じるのは空気中に出てきたときです。
当たり前すぎる環境は人間の感覚を鈍らせてしまうのでしょう。
思い起こしてみると、私も今まで多くの人たちの力で生きてきました。
親、祖父母、親戚の方々、そして人生の様々な場面で出会った人たちです。
でも金魚鉢の中の金魚と同じく周囲にあるのが当たり前で存在を強く意識したことはありませんでした。
いなくなってみて初めてそのありがたみがわかります。
普段気付いていないだけで、ありがたいものが周囲にたくさんあるのだと思いました。
大山