また今年も3.11を迎えます。あれからもう7年も経つのですね。被災者の方々にとっては決して忘れられない記憶であり、私たちもまだ鮮明に記憶に残っていますが、歳月とともに確実に記憶は風化していきます。支援活動は縮小し、仮設住宅の取り壊しに着手している自治体もあります。また年々復興が進み当時の面影は急速に消えています。しかしこの教訓を将来に生かして、起こりうる被害を少しでも縮小させる努力を続けなくてはなりません。阪神淡路大震災により建物の構造強化や地震の際の防火技術は大きく進歩しましたが、津波がなかったため、それに対する備えや認識は足りませんでした。日本は世界最大の災害国であり地震国であることを再認識し、同様な被害を繰り返させることのないよう、私たち一人一人も防災に対する意識を常に高く持つべきだと考えます。