すべての面で無気力状態だと、それはもう病んでいるといえます。
しかし、生徒さんの中には、ゲームだと燃える、部活は熱心だけど、勉強には身が入らないという子も半分近くいます。これは無気力ではないです。何かに熱中できるなら、きっかけがあれば勉強にも関心が向くはず。
また、勉強には向かっているけれど、苦手教科には取り組もうとしない生徒さんも大勢います。
学習塾としては、これらの症状を放置することは出来ないですから、あれやこれや生徒さんたちとの綱引きが始まるわけです。
結論から言って、最後まで(入試まで)ほぼかわらない生徒さんが2割。中3の秋になって代わる生徒さんが4割。残りの4割は定期試験や実力テストなどを短期目標にして頑張ります。中1と中2で厄介なのは入試が自分のことと考えられないこと。目先の楽しみに逃げ込んでしまいます。本当に時間の掛かるネゴシエーションを根気よく続けるしかありません。ただ、親御さんから見ればせっかく塾に通っているのに家では勉強しないと不満たらたらになります。
生徒さんひとりひとりの心の琴線に触れる言葉を見つけるのはプロであっても大変なのです。
あっしー