人は誰でも『我慢』、つまり忍耐力を持っています。しかし個人差が大きいものです。これを勉強を通じて身に付けるのだと教えます。全ての子供たちは大人の仕事と同様「したくない気持ち」と「しなければならない気持ち」があります。子供によって程度の差異はほぼありません。特に前者はみな同じくらいです。前者の気持ちが強ければ勉強しないでしょうし、後者が強ければ勉強するのです。ごく当たり前のことですが、後者の気持ちをどれだけ大きくできるかの練習、訓練、試練なのだと教えます。そしてこの練習をさぼり、前者の気持ちが優先する大人になってはいけないと言います。そういう『我慢』のできない大人がどうなっているかを生徒達に考えさせます。絶対とは言いませんが、社会で通用しない人になる可能性が高いことを教えます。確率論です。そして社会で通用しない大人を具体的に列挙します。ここまで説明するとほとんどの生徒は列挙せずとも気づいていますが…。そうなりたくないだろうと…。勉強が全てとは全く思っていませんが、きれいごとだけでは生きていけないのが世の中ですから、未来ある子供たちにいい加減で甘い妄想を抱かせることは何の意味もないと考えます。故に『我慢』を覚えるために勉強するのだと今後も言い続けます。勿論スポーツなどを通しても身に付けることはできますが、勉強とは異なり全員が同じ土俵というわけではではないことは念頭に置く必要があります。では一方の大人は…。To be continued …。