監督の決断、凄みがあります。海外国内問わず、批判の声が多数上がっているようですが、過去にも同様の作戦をとったビッグネームの強豪国は30分以上にわたり、行ったようです。80年代のことです。興味ある方は調べてみてください。
エンタテイメントとしての番組ならば、楽しみにしていたお客さんに失礼という声も確かに頷けます。しかし、誰の目にも明らかなように、予選の3試合の位置づけは3戦全勝をめざすチームなどありません。勝ち点を6積み重ねたら、決勝トーナメントのために主力を休ませますし、安全運転を心がけるのは誰でも納得することでしょう。
ただ、このような点と異なるのは、今回は負けている試合で、しかも同時刻に行われている他国の結果に運命を委ねたことです。監督も賭けと表現されましたが、まさに賭け。賭けに負けていたら、いったいどれくらいのバッシングや批判、笑いの種にされたことでしょうか。それらをすべて分かっていて、全部を背負って決断した西野監督の凄みに慄かずにはいられません。
本当に凄い。いいか悪いかは全世界の一人ひとりの感じ方に任せるとして、私はただただ「凄い」手を打った監督に感嘆しています。
あっしー