トシャ=マギーの講話 その1

 先週の23日に私が支援しているテラ・ルネッサンス千葉の総会が行われました。その際テラ・ルネサンス職員であり、小川理事長の妻である『トシャ=マギー』さんが参加いただき、アフリカの現状を40分ほど英語で講演してくれました。彼女はウガンダ人で12歳の時に目の前で両親を反乱軍に殺されました。その後施設に入りそこで勉強し、自らの力で生計を立てられるようになると、20歳の時、自身も天涯孤独の身でありながら、自分と同様な紛争孤児を3人養子にして育て上げ、今は4人目の孤児を養育しています。彼女は鬼丸昌也氏が興したテラ・ルネサンスの理念に共感し、もう10年以上活動を共にしてくれています。初めてお会いしましたが、とても聡明で優しい方という印象を受けました。彼女の話の中で特に考えさせられたのは「日本は衣食住に不自由せず、環境的にも恵まれているのに、若者がなぜ自殺するのか不思議だった」という点です。食べ物に不自由し、劣悪な衛生状況のため幼い多くの命が失われていくアフリカの現状とは、比較しようのないほど豊かな国民が自ら命を絶つ現実を理解できなかったそうです。皆さんはどのように考えますか?