小鳥の世界には、ピーチクピーチク鳴く歌には、群れの中で数百年に渡る伝承がある事がわかっています。この歌は、違う小鳥の群れには通じるんでしょうか?それを地道に調べている人がいます。その人の研究によると、
鳥の鳴き声は、求愛や警戒などにも用いられているのですが、
なんと、それらの鳴き方には「文法」が存在するそうです。
シジュウカラの場合、
警戒は「ピーッピ!」
集合は「ジジジジッ!」と鳴きます。
この鳴き声を録音して組み合わせてシジュウカラに聞かせると、
「ピーッピ!ジジジジッ!」だと、警戒しながら集まりだし、
「ジジジジッ!ピーッピ!」では、無反応を示すそうです。
これは、人以外で文法を理解している動物の初の確認例なのだそうです。
このような文法が、別の群れでも共通なのか
別の種の鳥でも共通なのか
それとも鳥の種でなく地域の方言のようなものなのか…興味は尽きません。
これらは東大生態学センターで研究しているそうです。
大山