比べる

 自分の欠点の一つに自分と他者をつい『比べる』 ところがあります。自分と他者は違うのですから同じ土俵で比べても仕方のないことなのに、ついつい比べて大きな不満を感じる自分がいます。年齢の差、生まれ育った環境の差、考え方の差、日頃の勉強量の差、能力の差などいろいろあるのに、つい同じ土俵に乗せてしまうのです。そして「なぜこの程度のことが(で)…」 となってしまうのです。自分を基準に考えてはならないことは重々承知してるつもりでも、自分よりはるかに若い20~30代の社員が体調を崩して遅刻・欠勤が目立つと、「還暦近い自分が日頃身体を鍛えて健康を保っているのに… 」 という少々邪な考えが頭をもたげるのです。特に「社長は特別だから…」 と言われると 「ふざけるな」 という気持ちを抑えることが難しいときもあります。「日頃大した努力もしないで…」 と感じてしまうのです。事実かもしれませんが、そう努力する人はそれほど多くないので当然の言葉なのかもしれません。まだまだ勉強が足りませんね。なるべく 『 比べる 』 ことのないようにします。