麒麟の翼

最近の読書。

またしても東野圭吾さんで、麒麟の翼を読みました。何年か前に映画化もされましたね。

当初、容疑者として疑われていた人物は真犯人ではないだろうと思っていましたが、まさかそんな結末が・・・。大変面白く読みました。

 

さて、このお話の重要な舞台となるのが東京、日本橋です。日本橋は地名でもありますが、実際の「橋」でもあります。

この本を読み前に何度か実際に渡ったこともあるのですが、この本に登場する「麒麟の翼」には全く気づかず素通りでした。もったいないことをしました。

 

現在の日本橋は、1911年に完成した19代目(20代目という説もあるそう)で、国の重要文化財に指定されています。

橋柱の揮毫はなんと徳川慶喜だそう。ここには「道路元標」があり、道路の看板で「東京まで○○km」というときののほとんどは、ここが基準になっているのだそうです。江戸時代にはここから五街道がはじまり、また、現在でも7本の国道がここから始まっているとのこと。

麒麟は神話に登場する最高位の霊獣だそうで、本来翼は生えていません。しかし、この日本橋が道路の起点であり、ここから各地に飛び立つ、というイメージで翼がつけられたのだとか。素敵!

 

今度行く機会があれば、しっかり見てこようと思います!

 

坂上