目標をどこに設定するかは人それぞれでしょう。基本的には自分の目標は自分で決めることですし、他人の目標は身内以外では関与することはそうありません。しかし私達は教師ですから生徒達の目標に関与するだけではなく、それ自身を設定することもあります。そのやり方は生徒によって千差万別ですが、私はその生徒にとって出来るだけ高い目標を設定するようにしています。理由は人は簡単にできる目標を設定すると、あまり成長しないからです。それどころか低い目標を受け入れ、それに満足して、それ以上の高みを目指そうとしません。つまり器が小さくなるのです。そのような生徒は自分の進学する学校のレベルを落としていく傾向があります。結果は大学、会社のレベル、そして社会人としての地位等もそれに応じることとなってしまいます。あくまで確率論ですが、人生はその人の器にほぼ比例します。だから高い目標を設定するよう指導するのです。賛否両論あるかもしれませんが、未来があり将来の日本を担う若者を一人でも多く輩出することも私達の大きな仕事の一つと信じていますので。