25日に「平成の大横綱」である貴乃花親方が退職届を出し、一昨日受理され貴乃花部屋も消滅しました。若貴人気で空前の大相撲ブームを起こした角界の功労者がこのような形で土俵を去ったのは本当に残念です。思い出されるのは現役最後の22回目の優勝です。14日目の土俵で負った膝の大怪我にも拘らず、休場せずに楽日の武蔵丸戦で本割ではなすすべもなく破れ、アナウンサーも解説者も相撲を取れる状態ではないと解説している中、優勝決定戦ですくい投げで勝利を飾った際の鬼のような形相には本当に感動しました。また内閣総理大臣賞を小泉総理が自ら登壇し、「怪我をおしてよく戦った、感動した」との名セリフも忘れられません。しかしこの怪我のため7場所連続休場することとなり、その後出場した場所が12勝、翌場所はまた休場。そして翌々場所に31歳で引退しました。この怪我で無理をしなければ30回以上の優勝も期待できたと言われています。個人的に今回の件は本当に残念です。