前回の試合でWBA世界バンタム級王座を1RKO勝ちで奪取した井上直哉選手の試合を『秒殺』と題して綴りましたが、昨日の試合は『瞬殺』でした。1R70秒のKO勝ちでしたが、相手がサウスポーのため様子見のスタートでした。自らはパンチを出さずに50秒ほど経過したところで初めて出したワンツーが見事にヒット。そのまま挑戦者はマットに沈みました。40年近くボクシングの試合を見ていますが、初めての経験です。このスポーツを5年ほどかじっているので、たった1回のワンツーで相手を倒すことなど、プロと素人の練習生相手であっても、なかなかあり得ないことだと承知しています。そんなあり得ないことが最上位者同志の試合で起きたことに戦慄が走りました。まさに『モンスター』です。この試合は全世界に放映されていたので、世界中が驚異の反応を見せています。次はおそらくIBFチャンピオンとの試合となるのでしょうが、本当に楽しみです。早速明日はサンドバックを叩きに行きます。