安倍首相の訪ロにより日露平和条約締結に向けて本格的に動き出した感がありますが、肝心の北方領土問題の解決には中々難しい状況のようです。わが国固有の領土として、教科書の地図上でも領土と記載されているにもかかわらず、ロシアによる実効支配が戦後70余年続いています。出身者も高齢で激減しています。古くは千島・樺太交換条約、ポツダム宣言における条文に日ソ共同宣言における文面など、様々な歴史的記録はあっても、尖閣諸島問題や竹島問題、また近年のウクライナとロシア間のクリミア問題に見られるように、理屈が通らない現実を鑑みると将来に対して暗澹たる気持ちになるのは私だけでしょうか。そうであってほしくありませんが…。