大人になれなかった大人たちに想うⅠ

 親の虐待により命を落とす子供の事件が後を絶ちません。どうしてそうなるのでしょうか?確かに子供を育てることは大変です。私も2人を育てましたが本当に大変でした。これからまた子育てをしなさいと言われたら、寝込んでしまいそうなくらいその大変さは理解しているつもりです。しかし、子育ては大人の責任であり、そこに自己犠牲はつきものです。「泣き声がうるさい」、子供は泣くことでしか自分を主張するしかないではないですか。「言うことを聞かない」、自分を考えてみてください。大人でも同様なのに未熟な子供がそう簡単に言うことを聞くはずがないでしょう。しかし『今の若い人は…』と若い世代だけに責任を押し付けてはいけません。我慢を知らずに育った大人、いえそれを教えきれなかった我々親の世代の責任も大きいと思います。そうして『大人になれなかった大人達』の愚行の一つが「親になれなかった親による虐待」ではないのかと悲惨なニュースを耳にする度に暗澹たる気持ちになります。でも虐待だけではありません…。To be continued.