元経済産業企画相の堺屋太一氏がお亡くなりになりました。私とは年齢が20歳以上離れていますので、政治家という印象以外は薄いのですが、作家としての活躍の方が大きいのかもしれません。1982年に放映されたNHK大河ドラマ『峠の群像』の原作者でも知られています。その彼が作った『団塊の世代』という言葉は戦後から昭和40年代生まれの人達にとって、強烈な言葉となって残っています。かつては「今の若い者は」と言われた団塊の世代がもうすぐ後期高齢者に入ります。時の流れを痛感するとともに、この国がますます老人大国となり、様々なひずみが生じていくことを予想すると暗い気持ちになるのは私だけでしょうか。