中国やインドの大都市における大気汚染や水質汚濁に関するニュースに呆れる方も少なくないでしょうが、半世紀ほど前の日本は同様な公害で溢れていましたので、レベル的には一緒だったのです。私の両親が子供時代である戦前は海でも川でもきれいだったので泳ぐことができたそうですが、私の時代は海も川も水質汚濁がひどく、水が濁り悪臭を漂わせていました。泳げるどころではありません。そういえば一昨年から幕張の海に入ることができるようになりましたが、一旦汚染されると回復には相当の年月がかかるという証拠ですね。水俣病にイタイタイ病、四日市ぜんそくや光化学スモッグ、ヘドロ状態の海など毎日公害に関するニュースが流れていたような記憶があります。18世紀後半から20世紀初頭のイギリスや北アメリカの諸都市でも同様でしたから、歴史は繰り返すのですね。人間の進歩のなさに驚いてしまいます。平成生まれの人には公害があったことは知っていても、未体験ゾーンですから実感はないのでしょうね…。 To be conntinued.