私が大学時代に全盛期を迎え、本格的テレビゲームの発祥と言えるのが『インベーダーゲーム』だと思います。「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ」「キュイーン、キュイーン」。ゲームセンターは無論のこと、喫茶店やスナックにもこのゲームがありました。パチンコ屋がインベーダーゲームに業態を変えたところもありました。昼は学生、夜は仕事帰りのサラリーマンで一杯でした。大人も子供もこのゲームに興じたのです。『名古屋打ち』なるものが流行り、1000円札を両替した100円玉が尽きるまで、一心不乱にこのゲームに取り組む姿は今から思えば明らかに異常でした。やがてブームは去りその姿を消すわけですが、一体あの狂乱ブームは何だったのかと思い出さずにはいられません。昭和50年代半ばの頃です。そしてバブルへ。To be continued.