当時は映画を自宅で鑑賞できることにとても驚いたものです。最初に借りた映画は「ロッキーⅢ」で会員になるのに2000円、1本借りるのに3000円かかりましたが、一人で名作を楽しめる贅沢と感動シーンを繰り返し見ることができる利便さに「安い!」と思いました。自宅で気軽に録画できるVHS機が出現してから、3年ほどのことです。最初は1本6000円もしたビデオテープでしたが、あっという間に価格は下がり一気に普及したのです。レンタルビデオは海賊版が出回ったことと、レンタル店がタケノコのように現れたこともあり、半年でレンタル料は500円になりました。ビデオの登場で生活に大きな変化をもたらしました。昭和も終わりに差し掛かっていた頃です。今もレンタル店は残っていますが、ビデオテープではなくDVDになっています。最近旧宅の屋根裏部屋から当時のビデオテープが大量に出てきました。もう再生不能でしょうね。カビだらけでした。これも昭和の名残かもしれません。To be continued.