振り返ると昭和末期のバブル景気は『バブル狂気』だったと思います。土地や建物に美術品、会員権といった不動産が騰貴して皆が群がり、まさに『狂気』そのものの時代でした。私はたまたまこの時期は結婚や子供が生まれた時期と重なっていたこともあり、バブルが絶頂を迎える前に保有していた株を処分して、結婚や子育てとマイホーム資金に充てていましたので、バブル崩壊による痛手を全く受けずに済みました。でもマイホームを探していた半年の間に価格が一千万近く値上がりしたのには本当に驚き、早く決断していればと後悔した記憶があります。平成2年になるとバブルは崩壊して長い平成不況に入りました。一体あの時代は何だったのでしょうね。「金満大国日本」がいつまでも続くような錯覚を多くの国民が抱いていた時代でした。あれからもう30年になるのですね…。まだ最近だったような気もします。 To be continued.