職業柄教師として生徒に『目標』を与えます。『目標』がなければ努力しないからです。生徒に対してその大切さを教えるわけですが、残念ながらそのことを教えきれていない教師が少なくないと感じています。学校だけではなく塾の教師にも当てはまると思ってます。『目標』は勉強だけではなく仕事でもスポーツでも同様に必要ですが、大人の教師自身にそれがなく漫然と仕事や生活を送っている人が驚くほど多いです。自身に『目標』がなければ、その大事さを生徒に伝えても空虚な言葉が並ぶだけで、本気のない言葉に純真な子供達の心が開くはずがありません。私が身体を鍛えている理由の一つは他の大人とは違うこと、またそのために努力していることに生徒に気づいてもらうためです。努力している大人の言葉は真剣に聞いてくれます。覇気のない大人を子供達はよく観察していますから、明確に区別していますよ。人を先導する立場にある人はそれなりの覚悟で、確固たる『目標』を持って臨んで欲しいと切に思います。