いま巷を騒がせている『JOKER』。公開されましたね。早く劇場に……早く…!毎日思っています。
アメコミ作品自体への造詣は深くありませんが、ヒース・レジャーが演じた『ダークナイト』のジョーカーは映画史に残る伝説的な名演でしたし、久々に劇場に足をのばさないといけないなとワクワクしています。
とりわけ、今回主演を演じるホアキン・フェニックス。個人的に思い入れの深い俳優です。2000年に公開された『グラディエーター』では古代ローマ帝国の暴君コンムドゥスを演じていました。独善的な若い暴君の目に宿る神経質で病的な劣等感が印象的です。公開から数年経って中学生の時にこの作品を観て以来、本当にあんな奴がいたのかと古代ローマ史にどっぷりとハマりまして、いまだに本棚には史書がびっちり。映画の世界にも魅了され、そこから吹き替えをしに声優業界に飛び込んだり、舞台に立ってみたりといろいろ取っ散らかった人生を歩むことになったわけですが、そのきっかけになったのは間違いなくホアキンです。
三十路手前にして、多少は落ち着いた生活を送るようになりました。けれども、またまたホアキンがとんでもない役を引っ提げて出てきたものですから、これは敢えて観ない方がいいのかもしれないと思えもします。
安藤