少し前に台風やら大雨やらで大変な思いをしたが、昨日から長雨が続いている。

 

子供の頃は雨が嫌だと思ったことはほとんどなかった気がするのだが、大人になってからは気分が憂鬱になることが多い。

 

傘をもたなきゃいけない。湿気で蒸し蒸しする。洗濯物は早く乾かない。秋・冬は体が濡れると寒い。などとあれこれ理由は思いつく。が、子供時分は、この雨がもたらす非日常性に何となくワクワクしていたという気がする。子供の頃の好奇心が薄れてしまったせいだろうか。

 

雨の降った後の状況も好きだった気がする。あちこちに水溜りができて、それを飛び越えたり、アメンボめがけて小石を投げつけたりするのを楽しんでいた(当てられたことは一度もなかったが)。

 

子供時代の、何でも楽しむことができる精神を取り戻したい。

山田