昆虫で2番目に多く取ったのが『殿様バッタ』です。初秋になると、野原や墓地などではもう数えきれないほど飛んでいました。1回でかなりの距離を飛ぶので、走って追いかけて取りますが、逃げられるときも多いので相当走らされました。子どもの小さな手にはかなり大きいので、トンボと違い1匹ずつ網から取って虫箱に入れます。その際よく噛まれたものです。結構痛くので、かまれないように腹をつかむのですが、強すぎるとバッタの黒い体液が口から出てきて、よく手に付きました。ソースみたいな匂いだったと記憶しています。翌日には死んでしまうのですが、逃がすことは少なかったです。成長とともに逃がすようになりましたが、虫とりに飽きたからかもしれません。遊びの種類が成長とともに変わっていったのでしょう。