太平洋戦争が終結して今年で75年。今日は終戦日です。戦争の記憶はどんどん風化しているように感じます。未就学児の頃だと思いますが、軍服を着た元兵隊さんが不自由な体でありながら、ハーモニカを吹いていて、それを多くの人がまわりで聞いていました。当時父に「なぜあのようなことをしているの」と聞いたら、「お国のために戦ってあのように不自由な体になったのだ。感謝しなければいけない」と言われ、小銭を渡され、それを入れてくるように言われました。戦後20年近く経った頃なのでしょうが、当時は従軍された方が数多くいらっしゃり、このような光景を見たのは複数回あったと記憶しています。今や従軍された方は100歳近くとなり、近い将来にいなくなることでしょう。そう思うととてもさみしい気持ちになります。