最近の読書など。
先日、ジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」を読み返す機会がありました。結末やあらすじは知っているのですが、それでも忘れていたシーンがたくさんあって、「こんな話だったっけ」と、とても新鮮な気持ちで読みました。書かれた年を見てびっくり。これ、1912年、つまり、約100年も前に書かれた小説なんですね…。育ってきた環境で、どうしても出てしまうバックグラウンドの差、孤独、女性の社会進出。現代に通じることもたくさんあって、ただのシンデレラストーリーではないと思わされました。
昔読んだ本や映画が、今見ると全く違った印象に思えたり、見る立場が変わって新しい共感が出来たりするのが好きなので、本はなかなか手放せません。今は電子書籍も増えてきていますし、私も物によってはそちらに切り替えもしていますが…。難しい。昔読んだ小説、もう手に入らないものは電子書籍で探して、この秋、読み返してみようと思います。
坂上