ここ数日、各中学校では合唱コンクールが行われています。
コロナの影響で、大きな文化会館を貸し切っての演奏会ではなくなったようですが、形式を変えて、なんとか行われることになったようです。特に中3は、修学旅行も含めて、いろいろな行事が中止、または変更になる中、なんとか開催されてよかったなと思います。
今日、合唱コンクールがあった中1に話を聞きましたが、練習期間はクラスの子達で対立があったり問題が勃発したり、長時間話し合ったり…と、かなり波乱万丈で大変な日々だったようです。うーん、おつかれさま!
人がある程度集まると、どうしても問題が起きますよね。
何かの評論文だったかな…小中学校のクラス運営で、「みんなで仲良く!みんな一緒に同じことを頑張ろう!」みたいなものは大人の幻想だ、というような文章を読んだことがありました。
大人の社会で、完全にそれが出来ない(嫌いな人もいて、うまくやっていけない人もいる)のに、子供にだけそれを強要するのは間違っている。そんな雰囲気では、クラスに居づらくなり、学校が嫌いになり、学校に行けない子も出てくる、とありました。ひと昔前は、同じ小学校の子どもたちは、同じ地域の親も子供も、小さい頃からみんな知り合い、みたいな世界でしたので、それも当たり前だったのかもしれない。でも今は違います。これから大切なのは、考え方の違いや多様性を認め、容認すること。自分に合わない子たちを排除するのではなく、どうしたらうまいことやってけるか考えることだ。
というようなことが書いてあり、(すみません文章の出典が曖昧で、この通りでなかったかもしれません。私の解釈ではこう読み取れた記憶がある、ということで…)、自分でもかなり納得が行きました。
中学生、こういうことを毎日繰りかえして、こんなときに自分はどう感じて、どう行動するの人間なのか、知っていくんだなぁ。感じたこと、考えたこと、困ったこと、どんどんぶちまけて下さい。家でも言えないなら、私達が聞きますので!
坂上