最近、市役所で複数の書類を取ってこなければならなくなり、それが事前に分かっていたため、これはマイナンバーカードがあったら便利になるのでは!と思いたちまして、私も漸くマイナンバーカードを申請しました。
まだ申請していない人もいると思うので、この体験が役にたてばと思い、経緯を書きます。
マイナンバーカード、履歴書に貼るみたいな写真が必要で、何だかいろいろと書類に記入して、郵送して申請しなきゃいけない…そんなふうに思い込んでいたんですが、書類をよく見たらインターネット申請も出来ると分かりました。
しかも、写真は自分のスマホで良いらしいと分かり、申請のハードルがぐっと下がりました。白い壁の前で写真を指示通りに撮って、あとはぜんぶスマホから申請。書類にはQRコードもあったので、サイトにたどり着くのも簡単。何の問題もなく、あっさり申請できました。びっくりしたのはここからです。
申請してから「出来ました」という通知が届くまで、何と1ヶ月近くかかりました。
ですから、結局目的だった、必要な書類をコンビニとかでさくっと発行したい…にはまったく間に合わず、結局市役所まで行きました。とほほ…
しかも、そのマイナンバーカードは郵送でなく、自分で市役所まで取りに行かなければならないシステム(結局短期間に市役所まで2回行く羽目に…)。郵送されてきたのは「出来たので取りに来てね」という通知。この通知書と、本人確認を持って市役所までカードを取りに行きます。
市役所では、受け取りだけでなく、PCを操作して自分できめたパスワード等を入力する作業が必要です。受付してから呼ばれるまでの待ち時間もあるので、ここは1時間近く見ておいた方が無難かもしれません。あ、あとは以前届いた自分のマイナンバーが書いてある紙を回収されます。ちゃんと持ってて良かった。忘れる人、多いと窓口の人も言っていました。取りに行く場合はご注意を。正直、申請よりこっちのほうが面倒でした。私達の業種は何とか午前中に動けるからいいのですが、平日の午前中から夕方までって、普通の仕事をしている人には酷だよなぁと思います。
そんなわけで、マイナンバーカードは「申請はかんたん。届くまで相当時間がかかる+取りに行く時間とそこでの作業が一番大変」でした。
政府の色々とデジタル化していこうという方針は見えますが、何だかその通知方法や手続きがまだまだアナログ…。もっとどうにかならないのかしらと市役所の椅子に座って考えていました。来年はデジタル庁も出来るということですが…。どんなふうに、何が変わっていくのか。注視していきたいです。
坂上