コロナ禍で大打撃を受けた外食業界にあって、焼き肉業態は無縁の活況を呈しています。一方しゃぶしゃぶチェーンはこのような勢いはないのです。それは焼肉だけが持つ長所、「家のホットプレートではお店の味は出ない」にあるようです。確かに自宅では作りにくい料理です。緊急事態宣言下でも8割以上の稼働率を誇り、お店によっては行列もできているほどです。また今話題の『朝焼肉』も好評で「朝から焼肉は重い」というのは単なる先入観であったと考えられます。和民が焼き肉進出するなど、競争の厳しい業界ですが特殊な環境でもイノベーションを生むきっかけはあるという証左ですね。