京都大学iPS細胞研究所が、癌免疫療法の治療費を「10分の1以下」にできる可能性を発表しました。
癌の治療には、癌細胞を攻撃するT細胞を患者やドナーから移植する「免疫療法」が有効ですが、治療費が高額なことが課題でした。研究所では、iPS細胞からT細胞を作製しマウスの体内に注入したところ、拒絶反応を起こさずにがん細胞を小さくすることに成功しています。この技術が実用化されれば、大量作製が可能になり今までの10分の1以下の費用で治療が受けられる時代が来るかもしれないのです。
iPS細胞技術がノーベル賞を受賞したのが2012年。もう10年経っています。地道な研究を続けてくれた研究者の方には頭が下がります。早くこのような治療が受けられる時代が来てほしいです。
大山