以前より感じていることです。生まれた時代や環境の違いは理解できますが、本を読む体験が少ないまま中学生や高校生になる子供達が増えていると教育現場を通じて痛感しています。竹取物語など日本古典文学でも中学の古典の授業で初めて知った生徒も多くなり、知らない子供が少なかったイソップ物語、グリム童話などは題名すら知らない子供の方が圧倒的に多くなっています。幼児の頃からのスマホやゲーム三昧の弊害でしょう。自分の8歳になる孫も全く本を読みません。これでは人の気持ちを推し量る疑似体験もなく、ゲームという無機質な体験で自分の感情ばかり優先する子供が多くなっていくのではと深く懸念しています。杞憂であればよいのですが…。