シリーズ6回目は私が一番心に残っている『備中松山城』です。岡山県高梁市の標高430mの臥牛山山頂にそびえ、日本三大山城として知られています。ここを訪れた際、通常の城とは異なり駐車場代がタダでしたので感心したら、ここからバスに乗ると言われました。他の訪問者が歩いていけないのかと問うと、「行けないこともないが…」と言う返答。私は歩くのが好きなので一瞬迷いましたが、妻と一緒なのでバスに乗り、その人は徒歩で城に向かったのです。急坂なので道路は傾斜を下げるためにぐるぐる回転して上って行きました。それだけでもバスに乗って正解だと感じたのですが、到着すると城は見えず、看板があり矢印が書いてありました。しかもその下に杖にアルミ缶があり、杖が数本入っていたのです。そのわけはのぼって行く時に理解できました。健脚な私でも驚く急な勾配と、非常に足元が悪い道。妻は途中であきらめそうになったほどです。To be continued.