今回は日本語独特の『敬語』を取り上げます。尊敬語に謙譲語に丁寧語。何気なく当たり前のように使っていますが、難解なものも多く、日本人でも使い間違いをする人は少なくありません。私の友人の一人で日常会話ならほぼ問題なく日本語を話せる外国人が、日本の店で買い物をしている際に店員が敬語を使って返答すると、意味が分からないと言って通訳を求められたことが何度かあります。「~してはいかがですか」「お試しになってはどうですか」「めしあがりますか」など、日本語には様々な敬語がありますが、外国語は基本的に敬語はありません。外国の方には非常に難解でしょう。でもあるホテルで、中国籍の方なのにほぼ完璧にきに敬語も使える方に会って、とても驚いた記憶があります。本人は本当に苦労したと言っていましたが…。